変なやつの変なブログ

猫とゲームと何かで塗り固められた何か

エイプリルフール

※この記事に書かれたことはすべてノンフィクションです。安心してお読み下さい。


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みなさんは今日が何月何日で何の日かご存知だろうか。
4月1日でエイプリルフール? 確かにそうだが、有名なのがもうひとつある。
今日は3月32日、「酸味風の日」だ。
中学校のときに歴史の授業で習った方もいるだろう。酸味風の日とは、4月1日に置き換わって行われる日本独特の行事である。あまりよく知らないという人のために、三度の飯より歴史が好きな俺が酸味風の日についてまとめてみる。

どんな行事かというと、その名の通り「一日中酸味風のものしか食べない」という、平安時代から伝わる行事だ。
江戸時代までは「酸味風」に明確な基準があり、その基準を外れた食べ物を食べた者は、どんな理由があろうとも「島流し」「盆踊り」「電気椅子」のいずれかの刑に処された。
大日本帝国憲法にも『三月三二日ニ酸味ノ無イ食物ヲ食ベルコトヲ禁ズ』と明記されていた。しかし、この頃から明確な基準が無くなっていたようで、少しでも酸味があれば大丈夫となっていた。ただ、間違えて甘いものを口にしてしまった者には江戸時代よりもキツい罰が与えられた。「大量の生姜とニンニクを口に含んだおっさんと3時間ディープキス」という罰だ。考えただけでも恐ろしい。

終戦後、酸味風の日は大きな変化を遂げる。「大量の生姜とニンニクを口に含んだおっさんと3時間ディープキス」させられた人々が、「酸味風の日」廃止を国に訴えたのだ。
長きに渡る裁判の末、酸味風の日は廃止を免れた。しかし、大幅に規制が緩和された。苦手な人はべつに酸味の無いものを食べてもいいよ、という現在の酸味風の日と同様になった。もはや無いのと同じである。

やがて月日は経ち、酸味風の日は忘れ去られていった。全てはエイプリルフールのせいである。海外からやってきた「エイプリルフール」というナウい響きは日本人の心をわしづかみにし、酸味風の日はひっそりと消えてしまったのであった。


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そんな酸味風の日に、俺はかむかむレモンのボトルを4つ食った。もう口内がカピカピでヤバい。舌が焼けるように痛い。ちなみに、かむかむレモンのボトル一つには9600mgのビタミンCが入っている。俺はたった一日で384日分のビタミンCを摂取したというわけだ。
もうこれで壊血病になる心配はないぜ。