変なやつの変なブログ

猫とゲームと何かで塗り固められた何か

アメリカナイズ・ワンデイ

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両親がコストコに行ったらしく、何やらアメリカンなフードを大量に買ってきた。
アメリカンフードをバイってくるのは全然構わないのだが、ミーはアメリカンなテイストのものがあまりライクではない。ビコーズ、大体がパーシステントなテイストだからだ。エキストリミリースイートだったりソーソルティーだったりして、大抵フィールシックになる。
……ヤバい。ルーランゲージ シームズ トゥ ビー ベリー ディフィカルト フォー ミー。

俺が小学生だった頃、友人の家でカナダだかどっかのお菓子が振る舞われたことがある。チョコレートだっただろうか、口に放り込んだ瞬間ガツンという甘さが口内を占領した。砂糖菓子など比にならない程の甘さで、まるで添加物の塊を舐めているような感覚に陥った(添加物の塊を舐めたことはないけれど)。
もちろんすぐさま吐き出し、口を濯いだ。日本の淡白な味に慣れていた俺にとって、その「チョコレートに擬態した何か」は劇物ともとれる代物だったのだ。きっと、あのまま「チョコレートに擬態した何か」を舐め続けていたら廃人になっていたと思う。本気でそう思う。

しかし、コストコのアメリカンフードは比較的普通だった。特別旨いわけでもなく、不味いわけでもない。こんなことを書くと「お前何様だよ」と言われそうだが、及第点といったところだろうか。
でもアメリカンシーフードピザは旨かった。「アメリカンピザ」って何だか「和風回鍋肉」みたいで矛盾しているが、それでもアメリカンシーフードピザは旨かった。
アメリカンポテトチップスは、正直言って微妙だった。『三日間油に浸しました!』とパッケージに記載してあっても違和感がないくらいにバリッバリの食感で、予想以上にアメリカンアメリカンしていた。アメリカンポテトチップスはプリングルスだけで充分だ。

何はともあれ、俺や家族はたった一晩でアメリカンな気分になれた。これにコカ・コーラとコメディ映画があればさらにアメリカンな気分になれただろうが、これ以上アメリカンな気分になったって何も良いことはない。
アメリカンな気分は食欲もアメリカンにさせる。俺がこれ以上アメリカンな気分になってしまうと、あっという間にアメリカンな体型へと変貌してしまうだろう。おそろしやアメリカ。